九州大学 工学研究院 機械工学部門

九州大学 工学部機械航空工学科 機械工学コース
平成17(2005)年度入学者用 授業計画(シラバス)


機械航空工学科シラバス

もくじ

○ 九州大学の目的,使命(九州大学通則,第一章,第一条)

 本学は,教育基本法の精神に則り学術文化の中心として広い知識を授けると共に深く専門の学術を教授研究し,平和的,民主的国家社会の形成に寄与することを目的とする.

○ 工学部の学習・教育目標

明日を支える技術者となるために
 工学部における教育は,将来の社会を支える工学分野の技術者および研究者を育てることを目的としています.工学は,数学や自然科学を基礎として,人間社会をいろいろな角度から支える学問体系です.技術者にはそれぞれの分野の専門知識とともに,技術者としての倫理観,人間社会に対する深い認識と理解,環境や人間に対する幅広い教養が求められます.また,国際社会で活躍するためには,文化の多様性を認識し,異文化に対して,自国の文化に対すると同様に理解し尊重することが必要です.さらに,技術を構築していく上での各種のコミュニケーション能力や倫理的思考能力,企画力,実行力,指導力,体力を養うことも重要となります.
 九州大学工学部においては,このような観点から,全学教育科目や専攻教育科目を開講し,それぞれの専門分野において指導的な技術者や研究者となるために必要な教育を行っています.
 具体的には,次のようなことを4年間の就学期間に身につけてほしいと希望します.
  1. 各専門分野の技術者として必要な数学および自然科学の基礎知識
  2. 各専門分野の基礎的な知識および今後の変化に対応して自律的に生涯学習を継続していくための基礎能力
  3. 各専門分野の技術的なリーダーとしてのマネージメント能力
  4. 経済性,社会性,環境への影響を考慮して科学技術を工業化する能力
  5. 社会における技術の位置付けを理解し,社会に対する技術者としての責任を自覚する能力
  6. 日本語および外国語によるコミュニケーションおよびプレゼンテーション能力
  7. 他者の意見・考えを正確に聞き,理解し,自分の意見・考えを他者に適切に説明できる能力
  8. 文化の多様性を認識し,異文化を理解・尊重できる広い視野
  9. 社会,地域環境および技術の利用者である人間に対する幅広い教養
  10. 技術者や研究者として活躍するための基礎体力
 今後,社会において工学や技術の果たす役割はますます大きくなると思われます.幅広くかつ深く学ぶことにより,社会を担う技術者の卵としてのあなたを工学部の中で磨いてください.

○ 機械工学コースの学習・教育目標

 機械工学は基礎科学分野で得られた種々の原理・法則を基礎概念として,コストと効率を十分に意識しつつ可能な限り合理的なもの作りを通して人間生活を豊かにするための総合的な学問です.機械航空工学科の機械工学コースでは,自然法則の基礎的な理論や概念を十分に理解し,高度情報化した社会のニーズに応える能力を有し,かつ自ら有益な情報を発信でき,社会や自然への影響を常に考慮しつつ制約された条件下でもの作りを具現化する能力と,文化の域を越えた世界的な価値観と自律的・継続的自己向上心をもった創造性豊かな技術者及び研究者の育成を目的とします.

○ 航空宇宙工学コースの学習・教育目標

 航空宇宙工学は,最先端かつ極限的技術を取り扱い,あらゆる基礎工学の粋を結晶させた総合工学として,国際的な視野のもとに人類の可能性と夢を限りなく追求する学問であり,航空宇宙分野にとどまらない広い応用範囲を持っています.航空宇宙工学コースでは自然科学の現象や理論に関する基礎知識の教育はもとより,情報処理能力,外国語によるコミュニケーション能力,さらに倫理に関する教育も広く取り入れています.これにより文化の壁を越えた国際的視野から社会,経済,環境面でのニーズや将来的にあるべき姿を総合的かつ合理的に分析し,豊かな創造力と倫理観に基づいて知識や技術を世界に発信できる技術者や研究者の育成を目的としています.
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